ごあいさつ

 鳥取の夏の夜を彩る「第71回市民納涼花火大会」を、鳥取しゃんしゃん祭の最終日となる8月15日(木)、鳥取市古市の千代河原市民スポーツ広場で開催します。

 1953年の鳥取市の14村との合併記念および大正時代に3度にわたり氾濫した千代川の大改修工事にちなみ、お盆の仏送りに合わせて行われた「千代川感謝祭り」が同花火大会の始まりです。43年にマグニチュード7.3、死者1,210人を出した「鳥取大地震」、52年には旧城下町の大部分が大きな被害を受け2万人あまりの被災を出した「鳥取大火災など、大災害を乗り越えて現在に至ります。

 昨年は新型コロナ禍を乗り越えて4年ぶりに鳥取の夜空に大輪の花を咲かせる予定でしたが、台風7号の直撃を受け、やむなく中止となりました。今年は60回の節目を迎える「鳥取しゃんしゃん祭」のフィナーレを飾るべく、花火の種類や大きさに工夫を凝らし、最大4号玉の花火約5,000発を打ち上げて質の高い花火大会を目指します。

 同大会が、地元への感謝の気持ちと歴史について再認識していただく場となるとともに、市民の喜びや地域活性につながれば幸いです。